あーなんだかなー。天気がよくないと気分もわるくて。
前はこういうのを書くのがストレスになってブログが中断したのでした。
知っている人も多いと思いますこの事件。
(簡単に書きます。詳しいことはネットで出てきます。)
去年10月、西安音楽学院(音楽大学)の学生が車を運転中に、出稼ぎ労働者の女性に事故を起こしてしまいました。
でも、その事故自体では重傷になるような事故ではなかったのです。
被害者の女性は、事故されて、その学生の車のナンバーを覚えたかも?
学生はあとで面倒になるので、その女性を刃物で刺殺してしまいました。。。。
・・・・・
(何も殺すことは・・・・・・)と思います。もちろんそのとおりよ。
なんで殺してしまったか、、、ということ。なんで面倒だと思ったか ということ。
学生は彼女が田舎の人ってとっさに判断して、殺すことになったことも彼が考えたこと。
なぜでしょう。
中国では、特に 田舎(農村だとか)は地元の仲間意識と団結の力が ひょこっと とても急に
“ウォー!” と強くなることがあります。
それは今でもそうです。
ほんの些細なことで何千人とかの規模になる時があります。
こういう事故をめぐっても よくある話です。たった二人の口喧嘩でも暴動になる時があるのよ。
例えば、事故する(ちょっとしたケガでも)→相手がちょっと金持ちだとわかりますと→仲間を集めて責める騒ぐ脅す。
特に特に中国では、事故やトラブルの時、裕福でも・貧乏でも・どんな人・どんな家族・どこの人 とか それはそれは ものすごく気にすることなのです。
、、、
メンドクサイ・・・コロス、、、(おー、書いたら怖い(・・)、、、、、)
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多分、「女性が大きなケガじゃなかったら、すぐお金でも渡して解決できたかも」 と 考える人もいると思いますけれど、
お金を渡したとしても 簡単に終わることはありません。
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学生は、とにかく そのようなこと、 田舎者・絶対に面倒くさい、とかいろいろ で衝動的に残虐な罪を犯しました。
この事件に対する中国社会はもちろん厳しいものでした。
「人間じゃない。残虐すぎる。」
「死刑しかない!」
「彼にとっては田舎者や貧しい者は“人間”ではないのだろう」
「なんで学生が車持ってる?あ?」(学生は親に買ってもらった新車を運転してました。)
・・・
この事件は、中国ではほとんどの人が知っているくらい関心が高い事件です。
“弹钢琴杀人法” という言葉も流行しました。(钢琴=ピアノ・・・この学生は音大でピアノを専攻)
4/22 裁判で 死刑 と、遺族に対して、4万5498元(約60万円)の賠償金の判決が出ました。
モラルの欠如、、、ですとかいろいろ言われていますけれど、
なんだかそんなことじゃなく、
あ゛ーーーーーーーーー
吐きたい。
(中国の習い事の級につきまして。一つ、学生が「ピアノ10級」のことを 「10級?@@!(・∀・)プッ」 と書いている掲示板がありましたけれど、この場合は10級はすごく上のレベルです。中国では一般的にだいたい12級とかが最高で、数字が大きいのが上手ということよ。)
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